ランニングシューズ
ランニングシューズはすべてのランナーに欠かせない道具です。特に初心者の方にとっては、トレーニングを始める前に本当にしっかり気をつけるべき唯一のものと言ってもよいでしょう。
シューズは本当に大切です。専用のTシャツやトレーニングウェア、スウェットなどのその他の装備は、使ってもよいですが、必ずしも必要ではありません。繰り返しますが、シューズこそが不可欠なのです。日常的にランニングをすると足に負担がかかり、適切なシューズを履いていなければ足を痛めてしまいます(特にコンクリートのような硬い路面を走る場合はなおさらです)。
古く履き古したスニーカーや、ましてやランニング用に設計されていないシューズで走り始めてはいけません。粗悪なシューズは疲労や擦り傷、痛み(関節、さらには背骨にまで)、そしてケガの原因になります。
ランニングシューズの構造
今日ではランニングシューズの選択肢は実に豊富です。技術の進歩のおかげで、スポーツシューズは複雑な構造を持つようになりました。ここでシューズの構造を見てみましょう。
アウトソール
ランニング中、シューズのこの部分が地面に触れます。硬くしっかりとしたゴムでできており、しっかりとしたグリップを生み出すための適切なトレッド(溝)が刻まれています。自分がどのような路面を走るのかを考えてみましょう。アスファルトやトラック用に設計されたランニングシューズと、屋外や野外の走行用に設計されたシューズには違いがあります。凹凸のある柔らかい路面向けに設計されたシューズは、より深いトレッドを備え、いっそう優れたグリップを生み出します。
ミッドソール
これはランニングシューズの非常に重要な部分です。アウトソールとアッパー部分の間にある層です。ランニング中の安定性を確保し、足が地面に着地する際の衝撃をやわらげます。より優れた衝撃吸収のために、かかとの下にはゲル、シリコン、エアクッションなどの追加要素が組み込まれています。土踏まずの部分には、足や腱のケガを防ぐための補強が施されています。
アッパー部分
シューズのこの最後の要素は、足をしっかりと内側に保持します。通常は革または合成素材でできています。現代の技術のおかげで、この層は良好な通気性を確保し、足が過度に蒸れるのを防ぎます。アッパー部分は柔らかく快適でなければなりません。そうでないと擦り傷やタコの原因になることがあります。一方で、かかとを支える部分は硬くしっかりしている必要があります。
選び方
選ぶのは簡単ではありません。本当に足に合うシューズを見つけるのは難しいものです。プロのランナーは、何度も試行錯誤を重ねたうえで自分に合うシューズを選んでいます。自分たちにとって少しでも楽にするために、専門的なサービスを提供している店に行くとよいでしょう。スタッフが足と走り方に合ったシューズ選びを手伝ってくれます。
もちろん、店員さんの経験だけに頼ることはできません。ランニングシューズについて、初心者なら誰もが知っておくべきことがいくつかあります。
- シューズは、足が疲れてむくんでいる午後に買うのがよいでしょう。ランニング中も足はむくむので、シューズはそれを見越して選ぶ必要があります。
- 新しいシューズを試し履きするときは、実際に走るときに使うのと同じ種類の靴下を履きましょう。
- 必ず両足とも試し履きしましょう。ほとんどの人は左右の足の大きさがわずかに違うので、シューズは大きいほうの足に合わせる必要があります。
- シューズは、親指が動かせるだけの余裕があるくらい十分に大きくなければなりませんが、その一方でかかとはしっかりフィットしている必要があります。
- ランニング中にかかとがシューズの中で動いてはいけません。シューズがアキレス腱に擦れないようにしましょう。腱にもシューズ自体にも良くありません。
- シューズはすぐに足に合うものでなければなりません。時間をかけて伸びて足になじむことを期待してはいけません。ランニングシューズは最初からぴったり合うべきものです。丈夫で、伸びることはありません。